作成者別アーカイブ: 平田 弘幸

トイレ掃除

トイレには女神様が当社は、マンション型のオフィスなので、トイレは共用ではありません。だから、管理会社に雇われたおばちゃんがトイレを掃除しにきてくれるということはないのです。
週一回、全体清掃を毎週金曜の夕方にしていますが、トイレ掃除もスタッフが順番で行います。もちろん、私も率先して掃除します。トイレ掃除はイヤだっていう感覚が私にはないことも手伝ってか、私はトイレ掃除にこだわり(?)を持っています。
トイレが汚れていたり、使う人が不快に感じるようなトイレを放置している会社やお店は、長続きしないと思っているのです。当社のように、そんなに頻繁にお客さまが来られないところでも、スタッフが「えぇ~」と感じるようでは、いけません。親しき仲にも礼儀あり、ですね。
だから、週一回の掃除のとき以外でもゴシゴシ、フキフキ…することがあったりとか。なんだか無性に掃除したくなるときがあるんです。なぜかは分かりません。知らず知らずのうちにでも、トイレ掃除に没頭していると不思議と気が休まっているんでしょうか。

ほんとはピカピカのトイレをご覧いただきたいのですが、さすがに中の写真は割愛しました。どんな具合かは、こんど来ていただいたときにでも。トイレの女神さまが見えるかも、です。あ、いや、キレイになりたいって思っているわけではありませんから…。

阪急電車-片道15分の奇跡-

阪急電車大学生の頃使っていた阪急電車・今津線が題材になった映画「阪急電車-片道15分の奇跡-」を観た。
いくつかの人間模様が描かれたオムニバス形式の映画なのだが、なかでも宮本信子の役どころが何とも言えず格好良かった。孫と接する場面がほとんどで、孫が何かしてくれというとすぐに「ダメ」という。なんだか難しそうな人だなという印象だったが、後半やかましい主婦連をこてんぱんに打ちのめす姿に、胸をすく思いをした人も多かったのではないだろうか。
原作者の有川 浩(ありかわ ひろ)は、こういった人物が今の世の中には必要なのだと伝えたかったのだろう。大いに賛成だ。

ところで、この今津線、私が現役だった頃は「今津線」というだけあって、宝塚から今津まで一本でつながった路線だった。正確にいうと、私が大学生だった1984年に、今のように西宮北口で分断されたのだ。それまでの今津線は神戸線と交差する日本でも珍しい「ダイヤモンド交差」と呼ばれた形式だった。
おそらく、営業効率の悪い西宮北口から今津の間も同じ車両数で走らせること、神戸線や西宮北口以北の輸送量とのバランスを考えて阪急電鉄が決断した結果だったのだろう。

クラブのコンパの二次会がよく開催され、一次会ですでにつぶれている私は毎回正体不明。もろきゅう一個で、コンパ費用をとられたなぁという、想い出の西宮北口、ここには阪急ブレーブス(オリックス・バファローズの前身)の本拠地、西宮球場もあった。厄除けで有名、神戸女学院のある門戸厄神、我らが関学のある甲東園、実はこちらからの方がラクに学校に通える仁川。阪神競馬場もこの駅だ。映画でも描かれているように、下町っぽい風情の残る小林(おばやし)、なんだかハイソな香りのする逆瀬川。宝塚南口は宝塚大劇場や、今はもうなくなってしまったファミリーランドのお膝元。そして終点宝塚まで、沿線には緑が多く、短い営業距離にもかかわらず、なんだかホッとする路線だ。

映画館の席の周りにも、「懐かしかった」なんて声も聞こえ、「今津線OB」も数多く観に来ていたはず。こうやって昔話も交えた話を延々できるのは、いかに大学時代が愉快で楽しいものだったかによって決まるような気がする。それだけで、後に続く人生が有意義になるような気がする。若者よ、学生時代を楽しんでいるか?!

昼ミーティング

昼ミーティングの様子フレイバーズでは、毎日昼休みが終わった後、ミーティングを行います。
第一の目的は、各プロジェクトの進捗管理。各タスクが遅れなく進んでいるか、何か問題がないか、新規のプロジェクトが入ったよ…などなど、スタッフ全員がプロジェクトの情報を共有するためです。

ここで課題なのは、新規のプロジェクトが入ったときに、ゴールがいつか決まっているか?ということです。クライアント側でも明確なターゲットが設定されていないことがあります。しかし、上層部から指示があると、とたんに納期が決まり、他のプロジェクトを押しのけても実施しなければならなくなるときも多いのが事実です。

このような状況を避けるためには、どうすれば良いか。

自分でゴールを設定すればいいのです。もちろん、クライアントの都合もありますから、一人だけで決めていいわけではありません。スケジュール設定のイニシアティブをとる、ということです。

これをやっていないプロジェクトは、いつまでもだらだらと進捗管理を行う昼ミーティングで交わされる会話はこうなります。それも毎日。

進行役 「このプロジェクトは?」
担当者 「まだ特に進捗はありません」

この延々と続く、際限のないループを止めるための解決策は、「目標を決めて、動く」。それだけです。

しかしやはり、「言うは易し、行うは難し」です。すべてのプロジェクトがそのように行かないのが現実。クライアントに働きかけ、重い腰を上げてもらうのは簡単ではありません。企画を生業としている親戚のアネキに、よく言われました。

「アイデアだけだったら、企画でもなんでもない。それはただの思いつき。思いつきは誰でもできる。そのアイデアで、人を動かすことができて、やっと企画屋なんだ」と。

オフィスのBGM

BOSEフレイバーズのオフィスでは、常時音楽が流れています。
以前は簡単なシステムのオーディオセットだったのですが、今年になってスピーカーをBOSEに変えました。
以前はとにかく音楽が流れていて、リラックスできればそれで良し、と思っていましたが、少しいいスピーカーを通して、耳にやさしく音楽が聞こえると、やはりなにかが違うのに気づきます。それは、楽器の音がきちんと分かれて聞こえるようになったこと。安物のスピーカーだと、グチャグチャに混ざった音にしか聞こえませんが、いいもにのはやはり理由がありました。

設置は場所をとらないように、天井からのつり下げ。よくお店でみかけるような方法です。こういうときは、私のD.I.Y.魂に火がつき、配線の取り回しから天井へのつり下げ工事まですべてを自分でこなします。キレイにできてますよ、自分で言うのもなんですけど。もちろん休みの日に出てきて、コソコソと(笑)。

これを機に、プライベートでもBOSEを使い始めました。オフィスより大きめのものです。オフィスではあまり大きな音で音楽を流すことはないので、そんなに大きなスピーカーは必要ありませんが、自宅には少し奮発して大きめのものを買いました。実はこのBOSE、いつか欲しいなと思っていたもの。実際に商品が届き、自宅に設置したときは、「ひとつ思いがかなったなぁ」しみじみとしたものです。

プロジェクト用ファイルラック

ファイルラック

フレイバーズには、プロジェクト(短期間で終わるメンテナンスサポート案件から、長期にわたる新規構築のプロジェクト案件まで)のドキュメント類を1ヵ所に集めてあるファイルラックがあります。
各担当者は、処理を行う時には必ずこのファイルラックから必要なファイルを取り出して片付け、処理が完了したら必ず元の場所に戻します。

これを個人の机のどこかにしまい込んでしまうと、何かの機会(担当者が不在で、クライアントから問い合わせがあった時や不具合を見つけ、修正しなければならなくなった時など)に探そうとしても、なかなか見つからないことが多かったのです。

結果、クライアントに迷惑をかけ、他の担当者の時間もムダにすることになる。とすれば、これは1ヵ所に集めて、探しやすいように整理するしかないだろう、となったわけです。ファイルを取りに行く手間は増えますが、逆に効用も大きい。

1.個人の机が片付き、仕事がはかどる。
2.ファイルを探すムダな時間はほぼなくなる。
3.ファイルを探しやすくしないといけないという課題があるので、キレイに片付ける。
4.頻繁にファイルラックをチェックするので、整理も進む。
5.いろんなサイズや種類のドキュメントがあり、乱雑な感じになってしまう空間もスッキリする。

やはり、基本は整理整頓。あまり極端にやりすぎるのはいけませんが、適度に整理をすると、仕事環境や効率は変わります。そして何より、心が豊かになるような気がします。

ショートカットの効用

フレイバーズでは、昼休み後の1時間、毎日プロジェクトの進捗確認と小ミーティングを行っています。最近、その小ミーティングでお題となった「自分のよく使うショートカットを自慢してみよう」。

参加したメンバーは、順番によく使うショートカットを自慢していきます。何周も回るので、何があったかな?と思い出しながらも他のメンバーが伝えるショートカットの数々もチェックしなければいけない。結構な緊張感がありながら、有意義な時間を持てました。結果、相当な数のショートカット集ができました。

アプリケーションの上部にあるメニューから項目を選び、作業をするのと親指で「コマンド」キーを押しながら「V」キーを押すだけでペーストができてしまうショートカット(Macの場合)では、作業時間に雲泥の差が出ます。一回の操作だけでそれだけの差が出るのですから、良く行う操作であればあるほど、その効用は果てしないものになります。

こういった簡単な勉強会をして、全社で効率の良い仕事の方法を学んでいくのは、とても良いこと。世間でIT業界と呼ばれる私たちでも、「へぇ~、そんな技があったのか?」ということはたくさんあります。そんなもんです(笑)。で、クラアイントのところに行って、こうすると便利ですよ、なんて言ってたりする。10年も前から知っているような顔をしながら(笑)。

大事なのは、こういうことを学ぶ時間を持てること、そういったノウハウを共有することで、会社全体の底上げを行う努力をすることだと思うのです。ショートカットだけではありません。アプリケーションソフトの使い方だったり、コーディングの方法だったり。ともすれば、個人商店化してしまいそうな業界にあって、こういったノウハウの共有はとても大切。そして、そういった雰囲気やマインドを持てることがフレイバーズの良いところかもしれません。

5年日記

日記

1年半前くらいから、毎日欠かさず日記を付けている。
仕事仲間のカメラマンご夫妻が10年日記をつけておられるのを聞いて、小学校の夏休みの宿題でもできなかった日記を付ける、ということをやってみようとなぜか思い立った。そのとき、なぜそんなことが自分にできると思ったのかは分からない。

私の使っているのは、先のご夫妻が使っておられるのとは違う5年日記。1ページに5年分の日付の日記が書けるもので、1年分の日記が書けるスペースは6行。A5サイズなので、そんなに気張らなくても書けるものだ。毎日のように、クラアイントから依頼のあった案件でコピーをあぁでもない、こうでもないと悩んでいるのだから、スペースを埋めることはできる。

だが、それは毎日の作業だ。これがクセモノ。
小学生の頃から課題だった、毎日コツコツ続けるということは、40年も経った今でもやっぱり大きな壁だ。この1年半、折れそうになったこともあったが、なんとか書けている。自分でもエラいと思う。「良くやってるな」「がんばってるな」と、褒めてやりたい。

でも今は、面白くて仕方ない。実は。
1年を過ぎた頃から、面白くなってきた。というのは、1年を過ぎると昨年書いた自分の日記が読めるからだ。1年前の自分が何を考えていたか、悩んでいたか、楽しんだか、を振り返ることができる。これはやった者しか味わうことのできない楽しみだ。2年続けると、もっと楽しくなるかもしれない。3年すれば、やめられなくなる。きっとそう。

コツコツ続けるということは、毎日の歩みは小さいけれど、長い目でみれば、恐ろしく大きなことだ。サイトの更新も同じだと思う。放置=事業の停滞だ。