もちろん、私たちなりのフレームワークみたいなものはあります。もっといいものがないかと、たくさんの方法論を学び、採り入れもします。しかしそれだけでは、誰もが考えつくようなものにしかなりません。あと一歩、足りないのです。お客さん側からすると、もうひと味加えてくれないかな?状態です。
では、どうしたら喜ばれる企画になるのか?
つまるところ、お客さんのことをどれだけ理解しようとしているか、考え抜こうとしているか…ではないでしょうか。うそ?それが答え?と、言うなかれ。それができていないことが多いんですから。
企画にかかっている間は他のことをしていても、頻繁にそのことを思い出します。頭のなかだけで考えようとせず、現場に足を運びます。もう少し話を聞かせて、と電話する、メールする、押しかける…。
「どうにかしてあげたい」
「喜んでもらいたい」
そういった思いが企画書に出ていれば、提案中に大きく頷いてくれるお客さんの姿が見えるはずです。といいつつ、まだまだ悩むことしきりですが。
写真は、コンペ後に見えた中之島の夕景。すがすがしく、妙にキレイに見えるから不思議。