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サイト運営のちょっとしたヒント(SSI)

SSI(サーバーサイドインクルード)のしくみある程度のスキルを持つウェブ屋であれば、あたりまえで便利な仕組みSSI※(サーバーサイドインクルード)。こんな便利なことを使っていないサイトも多いのです。

「ヘッダーにあるリンクを修正して欲しいと言ったら、7万円かかると言われた」

「ものすごく手間がかかるので、次回のリニューアル時にしましょう」

よく聞いてみると、ヘッダーやフッター部分を共通ファイルにして読み込ませていない。つまり、全ページにヘッダーやフッターを入れ込んでしまっているんですね。そりゃ手間はかかるし、コストもかかります。納得。

いやいや、納得してちゃいけない。
それは、そんな仕組みでサイトを作ったウェブ屋の責任です。リンクを修正するだけなのであれば、作業の手間や確認といったプロセスをふんだとしても、数千円。それぐらいの費用でできるはずです。そんなウェブ屋なら、他にも不要なコストをたくさん払わされているかもしれません。

まだ若い業界ですから、知識レベル、技術レベルにかなりの差があります。業界全体がもっとスキルを高めて、より良いネット環境を築ければと思います。

※SSI(サーバーサイドインクルード)
HTMLのなかに、あるコメントを挿入することで、ウェブサーバーがコメントを挿入した場所に実行コマンドの結果(たとえば共通ヘッダーの表示)などを表示してくれる機能。
たとえば、ヘッダーを表示させたい部分に、以下のコメントを記述。

<!–#include virtual=”header.txt” –>

別ファイルの「header.txt」には、ヘッダーのHTMLを記述するだけです。サーバー側での設定なども必要です。

ショートカットの効用

フレイバーズでは、昼休み後の1時間、毎日プロジェクトの進捗確認と小ミーティングを行っています。最近、その小ミーティングでお題となった「自分のよく使うショートカットを自慢してみよう」。

参加したメンバーは、順番によく使うショートカットを自慢していきます。何周も回るので、何があったかな?と思い出しながらも他のメンバーが伝えるショートカットの数々もチェックしなければいけない。結構な緊張感がありながら、有意義な時間を持てました。結果、相当な数のショートカット集ができました。

アプリケーションの上部にあるメニューから項目を選び、作業をするのと親指で「コマンド」キーを押しながら「V」キーを押すだけでペーストができてしまうショートカット(Macの場合)では、作業時間に雲泥の差が出ます。一回の操作だけでそれだけの差が出るのですから、良く行う操作であればあるほど、その効用は果てしないものになります。

こういった簡単な勉強会をして、全社で効率の良い仕事の方法を学んでいくのは、とても良いこと。世間でIT業界と呼ばれる私たちでも、「へぇ~、そんな技があったのか?」ということはたくさんあります。そんなもんです(笑)。で、クラアイントのところに行って、こうすると便利ですよ、なんて言ってたりする。10年も前から知っているような顔をしながら(笑)。

大事なのは、こういうことを学ぶ時間を持てること、そういったノウハウを共有することで、会社全体の底上げを行う努力をすることだと思うのです。ショートカットだけではありません。アプリケーションソフトの使い方だったり、コーディングの方法だったり。ともすれば、個人商店化してしまいそうな業界にあって、こういったノウハウの共有はとても大切。そして、そういった雰囲気やマインドを持てることがフレイバーズの良いところかもしれません。