今回は、7月に開催された宣伝会議インターネットマーケティングフォーラムよりご報告です。
—「10人の飲み会イベントでも参加します」よなよなエールの場合—
クラフトビール「よなよなエール」を、飲んだことがありますか?
ビール全体からすると、約1%しかないクラフトビール市場のなかで、ヤッホーブルーイングは確実に売上げを伸ばしているブランド。
その売上推移のグラフと、同じ右肩上がりのカーブを描いているのが、ファンイベントで出会った人数。
1万人規模にまで広がった彼らのイベント、そこでスタッフやファン同士が交流することで、「このビールが好き」というだけでなく、価値観の共有や、活動による自己実現にまで発展するほど盛り上がっているのだとか。最近では、ファンが自発的に幹事になり開催されるイベントもあるそうです。
なぜ、そこまでファン育成が成功しているのか?という問いに、
・スタッフ自らが楽しんでいると、お客さまにも伝わる。
・「この指とまれ!」が明確だと、ファンが集まりやすい。
・ターゲットを絞る。100人のうち1人がめっちゃ好き!と思ってもらえたら十分。
・ただし、アンバサダーなど意図的な方法はとらない。まず楽しんでもらうことを優先。
という答えでした。
たしかに、楽しそうなこと。自分の価値観に合うこと。いい仲間に出会えること。
そんな場所なら、誰だってのぞいてみたくなるものです。
「新たなビール文化を創出することで、ビールファンにささやかな幸せをお届けする」というミッションからも、クラフトビールのおいしさを地道に伝えつつ、楽しい時間を共有することで、ささやかな幸せを届けたい。
そのことを真剣に考えつづけている姿勢がファンを惹きつけているのだと感じました。
よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
https://yonayonaale.com/
※「フレイバーズ月1メール」よりご紹介。
フレイバーズでは月1回程度の頻度で、皆さまにお役に立てそうな情報をお送りしています。