「癒される絶景を見れば、きっと元気になれるはず」
WEB担当者は、オウンメディアのディレクションから始まり、SNSのサポートや各メディアで取り上げられる自社関連のニュースを追いかける。他業務との兼務ともなれば、毎日ヘトヘトになるほどの多忙さを極めているはずだ。ふとしたきっかけで、この記事に行き当たったあなたに、ほんの少しだけ「癒し」を提供したい。今すぐには実現できなさそうな場所へ思いを馳せよう、しかもそれは世界が認める絶景に出会うという企画だ。
とてもこの世のものとは思えない幻想的な風景をぼぉ~っと眺めると、癒し効果がある!と脳科学では立証されているかどうかは知らない。しかし、そんな気はする(キッパリ)。たとえ行けなくても、いつかこんな絶景を見てみたい!と写真を眺めながら思いを馳せることで、気分がやわらぐと同時にやる気も満ちてくるのではないだろうか。
今回は、海山問わず「癒し」効果がありそうだと感じた絶景スポットを選びました。効果を実感するためには、じっくり眺めることが大切。ぜひ、お昼休みに楽しんでください。
私もあなたと同じく、「癒されたい」フツーの人なので、行ったことのある絶景地はひとつもありません。ネットで探した写真からピン!と来たもののなかで、巷の評判をチェック。オススメしても良いと思われるものだけに絞り込みました。
※各絶景スポットのリンク先は旅行サイトやブログなど、その地をよく紹介してくれているものです。
絶景1:恋のトンネル(ウクライナ)
ウクライナのクレベンにある幻想的なスポット。線路の両側に木々が茂っているため、夏になると緑が生い茂り、長さ3kmにもおよぶトンネルになるという。
貨物列車専用の路線は、四季それぞれに表情を変え訪れる者を楽しませてくれる。ようやく認知されてきたところなので、手垢の付いていない風景を存分に堪能するのは今かもしれない。
蛇足ながら、2015年春公開、未来穂香(みきほのか)主演の「クレヴァニ、愛のトンネル」で舞台になった。この風景に出会えば、直帰率の上昇スパイラルから抜け出せるアイデアが見つかるかもしれない。
絶景2:トロルの舌(ノルウェー)
舌が折れたら・・・? と考えてしまうような臆病な人には、「癒し」効果は期待できないアドベンチャー過ぎる絶景。
名前は、北欧で語り継がれるトロルという妖精から来ている。地上1,100mにあるこの地は、天候によって雲海が広がったり、眼下にフィヨルドが広がったりと、様々な景色が楽しめるという幻想的なスポット。
ネットで検索すると、先端で逆立ちしたり飛び跳ねたりする怖いモノ知らずの猛者たちの様子を見つけられる。癒されたいけど、実はドキドキもしたいという人は、ぜひ検索を。
絶景3:サントリーニ島(ギリシャ)
美しいブルーのエーゲ海に臨む街並みは、まぶしいほどに白一色。まるで絵はがきのようだ。急な斜面に並ぶ幻想的な家々の間を散策するのも楽しいかもしれない。
島の北部にあるイアという町から見ることができるエーゲ海に沈む夕日は、世界でもっとも美しい眺めと評されるほど。春から夏がベストなシーズンらしく、冬になるとホテルや店もほとんど閉まり現地の人もほとんどいなくなるのだとか。みんなどこに行ってしまうのだろう?
絶景4:ロライマ山(ベネズエラ)
標高3,000mの山頂が真っ平ら。写真では雲に隠れて見えないが、この頂の下は1,000m近くも切り立っているという。間近で見ると、相当なインパクトがありそうな絶景ポイント。
なぜこのような地形ができるのかと考えると、自然の壮大さを感じずにはいられない。ただしこの山に近づくためには、現地で5泊6日のツアーに参加しないといけません。2日かけて麓まで行き、1日登山、1日頂上付近を散策・・・。だからこそ、の絶景なのかもしれません。頂上からの眺めを楽しめば、訪問者数の減少など、ちっぽけなことに感じることでしょう。
絶景5:ウユニ塩湖(ボリビア)
何キロにもわたって、鏡面のような世界が拡がる。標高3,600mで出会うその風景は、四季、昼夜問わず訪れた者を魅了する。
一部が塩で作られている部屋もあるという「塩のホテル」に宿泊も可能な神秘の世界。天空の城マチュピチュを訪れるツアーもあるようだから、名だたる絶景を一挙に巡ることもできそうだ。
絶景6:チンクエ・テッレ(イタリア)
色とりどりの住宅がひしめくように軒を連ねたさまは、まさにおとぎ話の世界。たくさんの色が詰まっているのに、統一感があることにふと気付く。あぁ~、こんなところまで来て色だとか統一感だとか考えてしまうのは職業病か・・・。
世界遺産の村5つで構成されるイタリアの田舎町は、もともと要塞都市として作られたもので、長いあいだ隣町とは船を使って行き来していたのだとか。
絶景7:ギャロウェイ・フォレスト・パーク(スコットランド)
極上の星空をみるのは、ここしかない。2009年に国際ダークスカイ協会に認定された、「暗い空」の町でヨーロッパでも有数の暗さを誇っているという。
暗いということは、地上の光の影響を受けないということだ。なので天体観測をするにはうってつけなのであり、欧州でも有数の天文台が設置されている。公園とはいっても、日本とはスケールが違う。東京23区よりも広い敷地を持っているのだから。
絶景8:サンブラス諸島(パナマ)
澄んでいるというのは、こういうことを言うのだろうと思わせてくれる海と空を堪能できるカリブ海の楽園。
大小350の島々からなるこの地には、クナ族が今も土着の文化・風習を大切にしながら暮らしている。クナ族がネットショッピングなんてしてると、軽くショックを受けるかもしれない。いや、偏見でした。どんどんネットでお買い物してください。
絶景9:ハロン湾(ベトナム)
切り立った岩肌の島が無数に浮かぶグリーンの海。神秘的で、水墨画を見ているような風景は、ベトナム屈指の世界遺産。
首都ハノイから陸路約4時間は、日本からも近い絶景と言える。
絶景10:河口湖町(山梨県)
世界の絶景だけでは、もったいない。私たちの足下にもいくらでも絶景は存在する。
毎年4月に富士五湖のひとつ、本栖湖畔で開催される「富士芝桜まつり」で見られる富士山の風景は、声を上げずにいられないほどの絶景だし、日本人としての誇らしさも感じることだろう。
食の好み、異性の好みと同様、絶景と感じる風景は、ひとそれぞれに異なるものだ。この記事では主観で選んだ10地を挙げたが、あなたにはまた別の絶景があるはず。
WEB担当としての多忙な日常から少しだけ離れて、たとえ5分でも絶景探しをすれば「ホッ」とできること請け合いだ。私も正直楽しかった(笑)。ぜひあなたにも、この至福の時間をつくることにトライして欲しい。