「テレビCMを作っている人が、自分の作ったCMをテレビで観たことがない」という笑い話があります。ウェブ業界も、徹夜なんて何のその。いつもパソコンに向かっている、というイメージがあるかもしれません。
でも、実際にwebサイトを見てくれる人たちは、ほとんどが普通の生活をしている。そんなにパソコンに詳しくもないし、最新の技術に飢えている訳でもない。
通勤電車で出勤し、お昼にカツ丼を注文するのはちょっと勇気がいったりして。それで夜はテレビを観ながら、ビールをゴクリッ。そんな毎日の中で、パソコンに向かう時間はどのくらいあるのでしょう。
私たちがwebサイトの企画制作をする場合に、忘れてはいけないこと。
それは、サイト訪問者の気持ちにどれだけ添うことができるか、だと思うのです。
「ちょっと贅沢して、おいしいお菓子をお取り寄せしよう」とか「仕事中にこっそり、デジカメのサイトをチェックしたい」。さまざまなシチュエーションの訪問者に、その時に欲しい情報をしっかりと伝える。
そのためには、「普通のひと」の感覚を大切に、ウェブでもリアルの世界でも、小さな感動を見つけながら生活したいと思っています。