WEBサイトチェックリスト
WEBサイト制作・運用について、気をつけたいポイントをご紹介します。
システム・セキュリティ関連
- 常時SSLWebサーバーとブラウザとの通信を暗号化するセキュリティ手法。従来は個人情報を扱うフォームなどのみに採用されていましたが、サイト全体に広げることで信頼性や安全性が高まります。常時SSL化されていないサイトは、Googleから「保護されていない通信」と警告表示され、SEO的にもデメリットがあります。の導入
- 問い合わせ、各種フォームに自動返信
- フォームのプライバシーポリシー同意法務的な観点から、万が一のトラブルが発生時に「個人情報取扱いに関する同意を得ていた」という証拠は残しておくほうが安全です。
- 脆弱性診断WebアプリケーションやOS、ミドルウェア、ネットワークに潜む、セキュリティ上の弱点や問題点をチェックしておきます。の定期チェックを受けている
個人情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクを未然に防ぐための方法として、採用する企業が増えています。 - サーバー監視システムサーバー上にあるOSやミドルウェア、アプリケーション、サービスの状態を常に監視し、異常があれば速やかに通知する仕組み。の導入
- CMS管理画面CMS管理画面は、サイバー攻撃の標的になりやすいもの。とくに、WordPressは世界でもっともシェアの高いツールであるため狙われやすく、しっかりとセキュリティ対策を施す必要があります。のログインセキュリティ
- ページ速度アクセスした際にページが表示されるまでにかかった速度。Googleの評価において重要な指標であるとともに、ページ速度が遅いとユーザー体験(UX)も低下するため、コンバージョン率(CV)やSEOにも悪影響をおよぼします。が推奨範囲内になっている
- META要素検索エンジンなどにWebページの情報を伝えるHTMLタグのこと。ユーザーが見ている画面には表示されませんが、SEO(検索エンジン対策)として非常に重要です。は個別の内容で設定している
- サーバーの定期バックアップウイルスによるデータ改ざん、誤操作によるファイル削除、災害時のサーバー故障など、サーバーのデータが破損した場合の対応策として大切です。
- リンク切れはないか
- スマホ対応している
- フォームの入力項目は最小限でわかりやすくなっている
- フォームで自動入力たとえば、郵便番号を入力しただけで住所が自動表示されるなどの機能。入力フォームは送信完了まで誘導できてこそですから、少しでもユーザーインターフェイス(UI)を高める工夫は重ねていくべきです。が機能している
ブランド
- 経営理念、ミッションなどの掲示
- 製品・サービスにおける理念、ミッションの反映
- トップメッセージの社長写真
- 自社ブランドに沿ったデザイン、訴求方法
- フッターには離脱を防ぐコンテンツが配置されているか
- トピックスの更新頻度
- 採用コンテンツで、自社で働くメリットを訴求している
- 採用上の競合のコンテンツを意識した訴求ができているか
効果測定
- 直帰率が60%以下
- 平均滞在時間が2分以上あまりにも滞在時間が短い場合、アクセシビリティが悪いか、検索エンジンからの誘導に問題がある可能性があります。ページの内容やサイトの種類によっても異なります。
- お問い合わせ(引き合い)が月10件以上
- 社名検索で、2位以上
- 主要製品、サービス検索で2位以上
サイトの種類によって直帰率は異なります。ランディングページやブログは、ページ単体で満足することが多いため、直帰率は高い傾向にあります。
サイトの種類 | 平均値 |
---|---|
辞書・ブログ・ポータルサイト | 65〜90% |
ランディングページ | 60〜90% |
コンテンツWebサイト | 35〜60% |
リードジェネレーションサイト | 30〜55% |
B2Bサイト | 25〜55% |
eコマース(ECサイト) | 20〜45% |
ウェブアクセシビリティ
- 音声を自動再生させていない
- キーボード操作だけで閲覧時に、袋小路に陥らない
- アニメーションや映像で、1秒に3回を越える点滅がない
- スライドショーや自動で切り替わるコンテンツに停止ボタンがある
- 画像に代替テキストが入っている
- キーボード操作だけで閲覧・操作できる
- フォームなどの操作に制限時間を設けていない
- 色、位置、形の違いだけで情報を伝えていない
- スクリーンリーダーで読み上げたときに意味が通じる
- サブタイトルなどの見出しを読めば、大筋の内容を理解できる
- 文字と背景の間に十分なコントラスト比がある
- テキストの拡大縮小をしても情報が読み取れる
- 文字コードは UTF-8を使用している
- ページタイトルは固有になっている
- リンクボタンは、リンク先の内容が分かる(詳しくはこちらはNG)
- ナビゲーションに一貫性がある
- 同じ機能には、同じラベルや説明がついている
※2024年4月1日から、障害者差別解消法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)の改正により、国や地方公共団体などに義務付けられている合理的配慮の提供が、民間の事業者も義務化されました。
対応が必須とされる項目(重大・必須)についてご紹介しています。