コラム(フレイバーズなコト)

マネジメントな日々 2011年7月13日

サイト運営のちょっとしたヒント(SSI)

SSI(サーバーサイドインクルード)のしくみある程度のスキルを持つウェブ屋であれば、あたりまえで便利な仕組みSSI※(サーバーサイドインクルード)。こんな便利なことを使っていないサイトも多いのです。

「ヘッダーにあるリンクを修正して欲しいと言ったら、7万円かかると言われた」

「ものすごく手間がかかるので、次回のリニューアル時にしましょう」

よく聞いてみると、ヘッダーやフッター部分を共通ファイルにして読み込ませていない。つまり、全ページにヘッダーやフッターを入れ込んでしまっているんですね。そりゃ手間はかかるし、コストもかかります。納得。

いやいや、納得してちゃいけない。
それは、そんな仕組みでサイトを作ったウェブ屋の責任です。リンクを修正するだけなのであれば、作業の手間や確認といったプロセスをふんだとしても、数千円。それぐらいの費用でできるはずです。そんなウェブ屋なら、他にも不要なコストをたくさん払わされているかもしれません。

まだ若い業界ですから、知識レベル、技術レベルにかなりの差があります。業界全体がもっとスキルを高めて、より良いネット環境を築ければと思います。

※SSI(サーバーサイドインクルード)
HTMLのなかに、あるコメントを挿入することで、ウェブサーバーがコメントを挿入した場所に実行コマンドの結果(たとえば共通ヘッダーの表示)などを表示してくれる機能。
たとえば、ヘッダーを表示させたい部分に、以下のコメントを記述。

<!–#include virtual=”header.txt” –>

別ファイルの「header.txt」には、ヘッダーのHTMLを記述するだけです。サーバー側での設定なども必要です。

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執筆:平田 弘幸

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