コラム(フレイバーズなコト)
マネジメントな日々 2014年12月16日
じかに話すことで、Eメールより11%コミュニケーション力が上がる
相手の感情を読み取るのに、どのような伝え方が最適なのかを調べた心理学の実験がありました。結果は、現代のコミュニケーション方法を改めて考えるきっかけになるようなものです。
- 音声だけで伝えた場合 74%の人が的確に読み取れた
- 対面で話した場合 74%の人が的確に読み取れた
- Eメールだけで伝えた場合 63%の人が的確に読み取れた
実験から分かることは、人は相手の感情を声の抑揚で感じ取るということです。もちろん、Eメールでも63%の人が読み取れているわけですから、まったくダメというわけではありません。しかし注目すべきは、昔からある電話や対面によるコミュニケーションは、Eメールのそれに明らかに勝るとうことです。
大切なポイントなのに、
「メールしておきました」
で済ませる人がいます。もっとも、それが大切なポイントなのかどうかを判断する力がより重要なことではあるのですが、そういう局面では少なくとも電話で伝える、ということが大切なのではないかと思います。
たとえその件に関して、先方がそれほど重要視していなかったため、徒労に終わったとしても「じかに話すことの意味」を大切にしていきたいと。
※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2014年11月)