採用サイト戦略において、おさえておくポイント
採用活動全体のコンセプト提案とシナリオ設計
この採用難の時代においては、採用サイトは単なる求人情報の発信源ではなく、企業のブランドを伝えるとともに、就活生を説得でき、企業説明会などの各種イベントいざなえることが必要なツールになりました。いま、就活者は会社を選ぶにあたって、働く環境や企業の文化、そこで自分がどのように成長できるかを重視するようになっていることから、採用活動において中核的な役割を果たす採用サイトにおいて戦略的な役割を担わせる必要が出てきたのです。
くわえて、採用サイトを戦略的に設計することは、企業のあり方も問い直す作業にほかなりません。というのは、採用サイトで訴求すべきは自社の魅力を内省を通して深堀りし、その魅力に惹かれる就活者を集めることだからです。この戦略策定、実施が内定辞退を減少させ、ひいては離職率の低下につながっていきます。
当社では、在籍社員へのインタビューやアンケート調査を通じて、その企業しか持ち得ない魅力を特定。採用活動全体のコンセプト提案につなげます。全社で合意を得たコンセプトに基づき、就活者への訴求方法、採用サイトを中心とした採用活動全体のシナリオ設計を行います。
採用サイト戦略でおさえておくポイント
唯一無二の魅力を引き出す
採用サイトの戦略を立案する前に、在籍者へのアンケート、ヒアリングを実施します。競合他社にない独自の魅力があるからこそ、在籍者は転職せず残っていると考えられるため、就活者に訴求するポイントをそこに求めようという意図があります。
社内アンケートは、マーケティングのフレームワークを使ったオリジナルのフォーマットを利用。ヒアリングについても、これまでフレイバーズが培ってきたオリジナルメソッドを用い、人事担当、経営陣が納得できる「自社の魅力」を引き出します。
デザインやギミックに頼って集客しようとしない
格好良く、華やかな採用サイトをつくれば、御社の印象が良くなったり、応募者数が増えることはありません。むしろ、御社が採用したい人物像からかけ離れた応募者ばかりが集まり、リニューアル前より手間が増えてしまうことになります。
就活生たちが採用サイトに求めるのは、ていねいな情報。御社が訪問した就活生と相思相愛の関係になれるかを伝えられることがもっとも重要なポイント。ほかにも、仕事の内容、実務がイメージできるコンテンツなど、彼らが知りたいと考えている情報をできるだけ掲示しておきます。
掲示しておくべきコンテンツは、会社説明会や面接で聞かれることがヒントになります。彼らが知りたいのは、御社で働くイメージができるかどうか。それを想像するために、多くの情報を得ようとしていると考えてください。
採用コンセプト立案と一貫性の保持
漠然とではありながら、おそらく感じていたであろう自社の魅力を短い言葉で紡いだコンセプトは、採用活動全体で一貫性を保たれるべきものです。マーケティングでもっとも大切なのはこの一貫性を保つということであり、採用活動においても一貫性を保持することは就活生に「この会社は、ここに好感がもてる」と印象付けられることになります。
採用サイト戦略の要、シナリオ設計
就活ポータルサイトでの認知、企業説明会、書類審査、面接など、採用活動における各フェーズで、自社の魅力を凝縮した採用コンセプトをいかに伝えていくか、印象付けていくか。自社に合うであろう人材が次のステップに進みたくなる仕掛け。
採用活動においても、一般的な営業戦術と変わりはなく、ゴールに導くシナリオをあらかじめ立案しておくべきです。
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