コラム(WEB制作のポイント)
SEO 2015年9月17日
今日からできる、アクセス数がアップする9のテクニック
コラムの質や文章力を向上させる以外にも、アクセス数をアップさせられる方法がある。
実はユーザーに徹底配慮した、アクセスしやすく、読みやすい環境を整えるだけで、アクセス数を簡単にアップさせられる。Googleのアルゴリズムでさえ、ユーザビリティーやWEBサイトのレスポンスをチェックしており、検索順位の決定に影響しているのだ。
たとえば、トレンドとなっているコンテンツマーケティングを成功させるためには、ユーザーの望むコンテンツの提供、記事の質をあげることが肝心だ。しかしその前に、読者がストレスなくあなたの記事を読み進めてもらえる状況を作っておくことも、アクセス数をアップさせるための基本なのだ。
今回は、とても簡単にできるが意外と見落としがちな、アクセス数をアップさせる9つの方法を紹介する。あなたが作ったコンテンツを確実にターゲットに届け、コンバージョンにつなげるためにも、必ず取り組んでほしい。
1.アクセスしてもらうためのSEO施策
兎にも角にもアクセスしてもらわないことには始まらない。アクセスしてもらうには、順位をあげるためのSEO施策と、ユーザーの求める情報が手に入ることを伝えるためのdescription作成が有効だ。
1-1.検索キーワードを含んだタイトルをつける
狙ったキーワードで上位に表示させたければ、キーワードを含んだタイトルをつけることは必須条件だ。
ネットを見ているとSEOに配慮されていない、煽り系の記事タイトルを見かけるが、これらはSNS系でバズられることを意識したものであり、あなたは真似をしてはいけない。キーワードを含まないタイトルでアクセス数を稼ぐには、サイトの知名度が必要だからだ。
まずはキーワードを含めつつ、ユーザーが求めている情報が、記事内にあることを確実に伝えられるタイトルをつけよう。
狙ったキーワードで検索上位に表示させる方法や、クリック率(CTR)を上げるためのタイトルとdescriptionの考え方について知りたい方は、以下の記事を参考にしてほしい。
1-2.クリックしたくなるdescriptionを作成する
検索一覧のタイトル直下に、120文字前後で表示されるdescription(モバイルは約50文字)。ユーザーは、タイトルとdescriptionをあわせて読み、求めている情報が載っているかを判断する。
記事を読めば、「あなたの求めている情報が確実に得られますよ」とわかるdescriptionを作成しよう。
クリック率を高めるdescription作成のテクニックついて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてほしい。
2.読みやすさは、アクセス数アップにつながる
アクセス数をアップさせるためには、ユーザーにストレスを感じさせないサイトでなくてはいけない。目が疲れにくく、可読性の高い文字のサイズや色を使おう。
ユーザーの求める情報がわかりやすく書かれた、優れた記事であっても、一目見て読みにくいサイトであれば、一行も読まれずにすぐに離脱されてしまう。
一方、文字を読みやすくして滞在時間を長くしたり、スマホ対応によって操作性を向上させたり、といったユーザビリティーを考慮したWEBサイトは、SEO的にも効果的である。つまり、検索順位が上がり、アクセス数アップにつながるのだ。
2-1.読んでいて疲れにくい文字サイズを選ぶ
サイトのターゲットの年齢が若いからといっても、WEB上で小さな文字を追い続けるのは疲れるもの。文字のサイズは、大きくしておこう。
紙媒体に比べ、モニター上での視認率は約25%落ちると言われている。
WEB上の文字は一般に、16pxあると読みやすいとされているが、これも視認性を高めるための配慮からだ。なお、このコラムの本文も16pxである。
しかし、小さめの文字は可読性は下がりつつも、スマートな印象を与えるため、レイアウト重視の場合はこの限りではない。ただし、その場合も13px前後にとどめておきたい。
少なくとも、あなたが自身のサイトの記事を読んで、「読みにくい」、「疲れる」といった感想をいだくのなら、改善すべきだ。
2-2.文字色と背景色を似た色にしない
デザインを重視するあまり、読みにくい色を使っていないだろうか。背景と似た色の文字色は、読みにくいだけでなく、Googleからスパム扱いされる恐れもある。検索順次を下げる原因にもなるため即刻改善しよう。
デザインではなく、記事の中身で評価してもらうコラムでは、読みやすさに配慮して、白色に近い背景に黒色の文字が最適だ。
2-3.適度に段落で区切り、空白をいれる
WEBの読者は紙と違い、斜め読みしがちだ。そのため、改行のほとんどない記事は、たとえ言葉遣いが平易であっても、すぐに離脱されてしまう傾向にある。
情報を拾い読みしやすくするためにも、目安として3行~5行ごとに段落で区切り、1行空白を入れることをオススメする。
2-4.スマホ対応にする
「情報収集はスマホ」というのは通勤の際に、乗客を見渡せば一目瞭然。筆者は自宅でPCを殆んど立ち上げなくなった。あなたの記事がスマホから読まれていることは、大いにありえるのである。
スマホ対応すれば、文字の読みやすさだけでなく、操作性も向上する。そのため、ターゲットにスマホ使用者が多いのなら、スマホ対応は必須事項といえる。
また、2015年4月よりGoogleが「モバイルユーザビリティ」を、スマートフォンの検索結果の評価指標のひとつとして導入した。これにより、スマホ対応していれば、対策をしていないサイトよりも上位表示される可能性が上がり、アクセスアップにもつながる。
3.ファン獲得で、さらなるアクセス数アップを
アクセス数をアップさせ、コンバージョンにつながる行動をとってもらうためには、あなたの会社のファンになってもらう必要がある。ひとつの記事を読んで満足させ、すぐに帰してしまうのは非常にもったいない。読んで終わりにしない仕掛けを用意しておこう。
関連記事や人気記事を表示させることで、内部リンクが増えるだけでなく、ユーザビリティーも向上。加えて、TwitterやFacebookによる拡散や、RSSによって被リンクが増加すれば、検索エンジンから評価され、アクセス数アップにつながる。
3-1.ソーシャルボタンを設置する
記事を読んで役に立ったら、お気に入り登録したくなったり、誰かに教えたくなったりするものだ。そんなときTwitterやFacebookなどのソーシャルボタンを設置しておけば、自然と使ってもらえる。
たとえ検索順位が低くとも、TwitterやFacebook経由で、拡散されればアクセス数は増えるのだ。
以下の4つのソーシャルボタンは、利用者が多く影響力が高いため、ぜひとも設置しておきたい。
- はてなブックマーク
- Google+
3-2.RSSを配信する
あなたの書いた記事を気に入ってくれたユーザーは、新たな記事の更新を知りたいと思う。そんなユーザーのために、RSSを配信すると親切である。また、外部で読み込まれたRSSのリンクは被リンクとなるため、SEO的にも効果的だ。
3-3.関連記事や人気記事を表示させる
多くのユーザーにファンになってもらうためには、ひとつの記事だけではなく、あなたのサイトの他の記事を含めて有益だと思ってもらう必要がある。
そのためには、ユーザーが今閲覧している記事以外にも、あなたのサイトには、気に入ってもらえるコンテンツがあることを伝えなければならない。
記事の最後に関連記事を紹介したり、サイドバーで人気記事を表示させたりすることで、回遊率をあげ、あなたのサイト全体が役立つものであることを伝えよう。
ユーザーへの徹底した配慮が、アクセス数をアップさせる
今回の記事で紹介したアクセス数をアップさせる方法は、記事の質を向上させることに比べれば、簡単なものばかりだ。
しかし、記事執筆に力を入れているWEB担当者が、意外と見落としがちな点でもある。改めて、あなたが担当するWEBサイトをユーザーの視点で確かめてほしい。
コンテンツマーケティングを成功させるためには、ユーザーにストレスをかけない、あなたの配慮が必要不可欠だ。
確かに、コンテンツの質を上げ、更新頻度を増やすことも大切である。しかし、記事へのアクセスのしやすさ、文字の読みやすさ、といったユーザーの視点に立ったコンテンツ作りが、アクセス数の大幅アップにつながることも忘れてはならない。